平成27年度~29年度における準指導員不正取得の再発防止策

 第三者員会調査報告書 第6:再発防止策の提言に基づき再発防止策を作成
 

1.コンプライアンスの徹底

※コンプライアンス意識の希薄さが役員のみに限らず、連盟全体、加盟所属団体、会員についても指摘がされた。
 
(1)コンプライアンス規定の整備
①コンプライアンス規定の制定
令和元年6月13日 制定
②懲罰処罰規定の改訂
懲罰処分規程
平成30年10月 4日 制定
令和 元年 9月26日 改訂  コンプライアンス規定の整備に伴い委員会名称の統一及び規程間の整合性を図る。
 
(2)コンプライアンスを徹底する組織づくり
①コンプライアンス委員会の設置
2019年10月までに設置
②外部有識者の参入
弁護士:鈴木 誠(鈴木誠法律事務所)
 
(3)コンプライアンス意識の醸成
①外部講師による役員へのコンプライアンス研修会の実施。
日本スポーツ仲裁機構に依頼 講師:小川和茂氏(日本スポーツ仲裁機構・理解増進事業専門員、立教大学法学部・特任准教授)
研修内容:コンプライアンスの基本とスポーツ団体によくある問題点など
2020年度第1回理事会(9月26日)令和2年度社員総会(10月21日)
②内部講師による各部委員・正社員・所属会員向けのコンプライアンス研修の実施
ア.社員総会の前段での講義 イ.所属団体会議等での実施 ウ.指導者研修会理論講習等での実施 エ.指導者養成講習会理論講習等での実施
 

2.ガバナンスの改善

※一部役員への権限の集中、一部役員による不透明な事務処理の決定過程が原因、法人全体の意思決定過程、役員の役割分担に問題があると指摘。
 
(1)権限の分掌
職務による権限の設定と範囲の明確化
①組織及び事務分掌規程の整備 ②事務分掌表の策定
 
(2)一定の割合での外部役員の導入の検討
外部識者を定款の定数の5~10%程度の割合で、理事として登用するための検討を進める。
・今期より外部役員の導入を実施
小山たすく氏(愛知県会議員) 9月26日理事会承認  10月21日社員総会決議
 
(3)提出書類の確認および提出
チェック機能の強化:各種の選考会参加・受検する者の確認・報告等書類については以下のとおりの手順とする。
①各部から提出された選考会参加者・受検者名簿を理事会で確認
②現地受付時による確認。
③事務局が各部から提出されたSAJ報告書(競技結果、選考書類、検定の採点表、合格 名簿等を含む)を確認。
④理事会で提出書類の承認。
⑤理事会で承認を得た書類を事務局がSAJに提出。
 
(4)風通しの良い適切な団体運営
情報の共有化・自由な発言が出来る会議の構築をめざし、コミュニケーションの活性化を図る。
①下記通報窓口の設置
②諸規定を見直し、運営の透明化を図る(一部役員、団体に権限が偏らないように)
順次諸規定を見直し、主催行事における意見集約を2020年度行事から実施する。
 

3.その他

 
(1)コンプライアンス制度周知の徹底
①ホームページを活用した制度周知
②社員総会、所属団体会議、研修会等での講習会
 
(2)人材不足の解消(2020年度から1年間を目途に検討をする)
①人材育成・補充の長期計画、専門職の外部委託の検討。
・会計士、運営コンサルタント、保険社労士は委託済み。
・コンプライアンス委員会委員に弁護士の導入。
・事務局員の増員:2019年10月~1人増
 
(3)通報窓口の設置
ホームページ上に通報法窓口を設ける
①内部通報窓口の開設準備終了。saa-helpline@ski-aichi.jp 2020年度から実施。(10月)
②外部通報窓口の設置に向けて法律事務所と調整中